校長挨拶

 大正13年に一迫町立一迫実科女学校として開校した本校は,その後幾度かの変遷の後,地域の方々の熱い思いを受け,昭和48年宮城県一迫商業高等学校として独立開校いたしました。 開校以来,時代の要請に対応した商業教育を推進し,県内外に優秀な人材を数多く送り出しております。平成11年には新校舎が完成し,明るく充実した施設設備のもと,生徒たちは,日々の学習や部活動に一生懸命取り組んでいます。
 平成17年春の全国選抜高等学校野球大会に「21世紀枠」で出場したことは,生徒は勿論,保護者や職員,そして地域の方々にも大きな感動を与え,本校活性化の大きな原動力となりました。
 また,この年から,文部科学省の指定を受け,地域の企業等との連携・協力による「栗原版デュアルシステム」の実践研究が始まり,現在も授業の一貫として継続実践しております。平成18年には,宮城県産「ひとめぼれ」の米粉を100%使用し,地元の餅屋さんと共同開発した製品「美焼の心こ 米ていら(みやぎのしんこ こめていら)」が「第10回みやぎものづくり大賞」加工食品部門でグランプリを受賞するなど,着実な成果を上げております。
 資格取得においては,平成22年度全国商業高等学校協会主催の検定試験において,2名の生徒が県内初の9種目中7種目で1級を取得するなど,3種目以上で1級を取得した生徒は20名を数えました。これは3学年生徒の35%にあたるもので,始業時間前より自主学習に取り組んできた生徒の努力と教職員の指導が実を結んできたものと思っております。平成23年度以降も検定試験では高い合格率を保ち,この3月に卒業した生徒の直近の実績は7種目1名,5種目3名,4種目3名,3種目3名,合計10名でありました(在籍56名中)。また,昨年度は希望者ではありますが日本商工会議所主催の簿記検定にチャレンジし,2級に2名が合格いたしました。
 平成23年度からは,専門教科『商業』に関する関心を高め,理解を深めてもらうために地域の中学生を対象とした出前授業,小学校や児童館への絵本の読み聞かせ活動,小・中学校へのラジオ体操の演示指導を実施するなど,これまで培われてきた地域との絆を大切に,「誠実・自律・奉仕」の校訓のもと,「明るく,強く,心温かい」活力ある人材を育成しているところです。
 平成29年度の生徒数は1学年63名,2学年57名,3学年51名 全校生徒171名と少人数ではありますが,生徒は日頃より,明るい挨拶ときちんとした制服で授業や朝学習に取り組んでいますし,体育館での集会時には自主的に整列,顔を上げ,静かに話を聞くなどしていることから,基礎・基本ができ,充実した高校生活を過ごしているものと感じますが,これに満足することなく,「生徒個々の心身の発達及び希望進路に応じた適切な教育」を行い,社会に有為な人材を育てていきたいと思っています。生徒諸君も,目標を高く掲げ今の自分に満足することなく,今日より明日,明日より明後日という思いを持ち生活していってほしいと思います。 職員一同,今後とも地域の方々から信頼され,地域に根ざした特色ある学校づくりをしてまいりたいと考えておりますので,今まで同様,御支援・御鞭撻をお願い申し上げます。

   平成29年4月

宮城県一迫商業高等学校
校長 長谷川 律男  


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