宮城県一迫商業高等学校
栗原版デュアルシステム

専門高校等における「日本版デュアルシステム」

〜実務と教育が連携した新しい人材育成システム〜

 専門高校等における「日本版デュアルシステム」は、企業実習と教育・職業訓練の組合せ実施により若者を一人前の職業人に育てる実践的な教育・職業能力開発の仕組みである。
 また、産業界と専門高校等とが連携をとりながら、双方にとってメリットがあるように協同で人材を育成する教育システムを構築することがあるべき姿としている。
  「日本版デュアルシステム」の導入だけで生徒の勤労観、職業観が十分に醸成されるとは考えにくく、各学校段階での継続的な教育が必要であることから、本校では、1年生から3年生までのキャリア教育の体系化し、その中に「デュアルシステム」を組み入れることで、勤労観、職業観の育成を図ることとした。

「栗原版デュアルシステム」

 文部科学省では専門高校等における「日本版デュアルシステム」の推進地域としては、全国20ヶ所を指定し、調査研究を実施している。
 宮城県教育委員会では、平成17年度に栗原地域を推進地域として指定し、本校を研究推進校とした。
 本校では、栗原地域で実施することから「栗原版デュアルシステム」とし、次を内容として調査研究を行っている。

地域産業界と連携をとりながら共同で将来有為な人材を育成

・ 地元商工会等と連携し、企業実習を通して、地域に密着したデュアルシステムの研究開発を行う。
・ ビジネス教育の新しい観点である「起業」について地域産業界と連携をとりながら、生徒の体験、長期企業実習を可能にするシステムの構築を探る。
・ 研究2年次以降に、3年生が30〜40日の企業実習を予定。

ねらい

(1) 長期企業実習をとおして学校と地域産業界が連携を図り、将来有能な人材を育成するための方策を探る。
(2) 企業実習を実施するにあたり、学校や生徒の要望と受入事業所の要望を摺り合わせ、効果的なコーディネートができるシステムの構築を探る。 
(3) 長期企業実習を実施する利点が、学校だけでなく受入事業所においても見られるように、学校側が地域や産業界からの要望を取り上げ、協力できる方策を探る。 
(4) 「ビジネス教育」の新しい視点である「起業」について、学校と地域産業界が連携を取りながら、生徒に経験させるシステムの構築を探る。 
(5) 「栗原版デュアルシステム」の教育課程上の位置づけと実習の成果と評価方法を探る。

特 徴

3年生での長期企業実習である。この長期企業実習は、下記の3つの実習を行う。
(1)年間30日間程度の「企業実習」
(2)一迫地域の空き店舗を活用しての「販売実習」
(3)地域の企業と連携しての「起業家研究」

栗原版デュアルシステム運営委員会組織

本校におけるデュアルシステムは、年次進行で研究を行っている。

平成17年度の取り組み

第1学年

6月 社会人講話
11月 企業見学会
 2月 インターンシップ校内体験発表会を聞く

先行研究

第2学年

6月 社会人講話
 7月〜8月 インターンシップ受入事業所の調べ学習
11月 卒業生講話
11月 企業見学会
12月 インターンシップ現場実習
 2月 インターンシップ校内体験発表会を聞く

第3学年

 9月〜12月 空き店舗活用による販売実習
 9月〜12月 起業家研究

平成18年度の取り組み

第1学年

6月 社会人講話
11月 企業見学会
 1月 インターンシップ体験と長期企業実習の学習報告会を聞く

第2学年

6月 社会人講話
 7月〜8月 インターンシップ受入事業所の調べ学習
 9月 卒業生講話・社会人講話
10月 企業見学会
11月 インターンシップ現場実習
 1月 インターンシップ体験と長期企業実習の学習報告会

先行研究

第3学年

 6月 社会人講話「接客マナー講習」
 7月 社会人講話
 5月〜12月 企業実習
 6月〜11月 販売実習
 8月〜11月 起業家研究
 1月 インターンシップ体験と長期企業実習の学習報告会